川のある風景【安房川編】
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数日前の晩、バタバタと大きな羽音を立てて、何かが我が家の窓に飛来した。
ベランダに出て確認してみると、でっかい蛾だった。翅を開くと、長さ14~15センチはあろうかという大きさだ。
それを見て、子供のころに図鑑で目にした「ヨナグニサン」という蛾を思い出した。
沖縄の八重山諸島にのみ生息する、世界最大ともいわれる蛾で、前翅の先端がヘビの頭のような模様をしていて、これによって外敵から身を守っているという。
そんな「カッコイイ蛾」なら、実物を一度見てみたいと思っていたのだが、それにそっくりだったのだ。
ヨナグニサンが屋久島にいるはずはないので、とりあえず写真を撮って図鑑で調べてみると、それは「シンジュサン」という蛾だった。ヨナグニサンと同じ、「ヤママユ」の仲間だ。
シンメトリーの何とも美しい模様だが、ひょっとすると、コイツのほうがヨナグニサンよりも、ヘビの頭にそっくりかもしれない。
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その日によって漁場は異なるそうで、潮の流れや海水温などを見極めつつ、長年の経験と勘を頼りに、トビウオのいる位置を探し当てるのだという。
この日のポイントは、屋久島の東方約20キロの沖合。
「洋上アルプス」は、いつしか春のかすみに紛れてしまい、うっすらとしたシルエットをかすかに浮かべているだけだった。
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「nikkei TRENDYnet」~ロハスに暮らす~屋久島メッセンジャー
【お知らせ】…屋久島へ移住して間もなくスタートした「nikkei TRENDYnet」の連載ですが、今回でいよいよ最終回を迎えることになりました。
4年間という長期連載となったのも、ひとえにご愛読いただいた読者の皆さま、応援してくださった皆さまのおかげだと思っております。
本当にありがとうございました。
「nikkei TRENDYnet」の連載は終わりますが、僕たちの島暮らしは5年目を迎えたばかりで、まだまだこれからといったところです。
果たして、菊池家の島暮らし物語は、この先どんな展開を迎えるのか……。
物語の続きは、当ブログでお楽しみいただければと思います。
ということで、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
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今日は、我が子らの通う安房小学校で奉仕作業(安房小では「愛校作業」と呼んでいます)が行なわれた。
朝7時から、校内の草刈りや繁茂した木々の枝切り、花壇の掃除など、2年生と4年生の親子が作業に励んだ。
安房小学校は、おそらく国内最大級の敷地面積を誇るだけに、作業は広範囲におよび、かなり大変だ。
校庭の一角には「体育の森」と呼ばれる、まさに自然の森を生かした遊び場があり、そこに至っては、森を丸ごと手入れするようなもの。自然の森だけに、かぶれやすいハゼノキもあるため、それらの伐採も行なった。
約1時間半にわたって作業は行なわれたが、当然すべてをやり切れるはずもなく、やり残した部分は次回以降に持ち越しとなった。
我が家にとってこの週末は、2日間とも早朝から奉仕作業に励み、清々しくも、ちょっぴり疲れた休日となった。
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特にトビウオは、この島へ移住して来るまではほとんど口にしたことがなかったが、今では我が家にとって、最も身近な魚のひとつとなっている。
刺身や干物はもちろん、天ぷらや唐揚げ、つけ揚げ(さつま揚げの類)など、どんな食べ方をしても美味で、島の焼酎との相性も抜群だ。
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昨日、安房地区公民館で、安房校区(永久保・船行・松峯・安房・春牧・平野の6集落)主催による転入者歓迎会が催された。
環境省(屋久島自然保護官事務所)や林野庁(屋久島森林管理署)、警察署など、官公庁が集中する安房では、いわゆる「転勤族」の人たちが多く、毎年たくさんの転出者を見送っては、新たな転入者を迎えている。
僕も昨年度に引き続き、船行区の評議員の一人として参加。
今年は転入者が例年に比べて少ないように感じたが、安房小学校マーチング部による合奏がオープニングを飾るなど、例年以上に盛大で、さらにトビウオをはじめとする島の幸と島の焼酎に、転入者はもちろん、地元の面々も舌鼓を打った。
僕も屋久島に来て早4年。今では島人として転入者を歓迎する立場にいることに違和感を抱きながらも、島に馴染みつつあることをちょっぴり誇らしく思った。
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結局、息子の発熱は5日間続き、ようやく今朝になって36度台まで下がった。
病院では「インフルエンザではない」と診断されたものの、一昨日の晩には39度を突破するなど、インフルエンザらしき症状が続いた。
外出することも一切できず、楽しみにしていたキャンプにも行けないまま、GWは、もはや終盤。
子供の日の今日、屋久島は気持ちのいい晴天に恵まれ、せめてささやかな楽しみでもと、我が家のベランダでバーベキューを企画。
そして食材確保のため、朝のうちに娘と二人でタケノコを掘りに行き、昼過ぎから七輪とアウトドア用のテーブルなどを引っ張り出し、爽快な海の風景を眺めながら、旬の食材を中心に舌鼓を打った。
自宅のベランダでも、「南の島」を満喫できるのは贅沢極まりない。我が子らも楽しそうにしてはいたものの、やっぱりちょっと、かわいそうだよなぁ……。
GWも残すところあと1日。さて、明日は何をしようか……。
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屋久島では、いったんは鎮静化したインフルエンザが、再び春休み前から、未だにぐずぐずと流行している。
我が子らの通う安房小学校でも、新学期がはじまってもなお、インフルエンザウイルスは地道に活動を続けていた。
4月27日には授業参観があり、息子のクラスでは2人の児童がインフルエンザで欠席していたようだったが、ようやく事態は収まりつつあるように思っていた。
ところが昨日、同じく息子のクラスでは、34人中13人が欠席したという。なかには休暇を取って休んでいた児童もいたようだが、インフルエンザやら風邪やらが突如として大流行したのだ。
そしてその夜、いよいよ息子も38度以上の熱を発し、今朝には37度台まで下がったものの、学校は欠席。なんとこの日は、20人もの児童が欠席したということだった。
当の息子は、昼間は比較的元気な様子だったが、念のため病院で診てもらったら、「これだけ元気ならインフルエンザではないでしょう」とあっさり診断されてしまった。その言葉を信じていいやら、そうでないやら、我が家にはいつになく緊張感が漂っている。
いずれにしても、明日からゴールデンウィーク本番。これを機に、インフルエンザも影を潜めてくれることを祈るばかりだ……。
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